後悔させない!こだわりの家づくり >> こだわりの間取りを叶えるポイント
プロが教える!家づくりでこだわりの間取りを叶えるポイント
マイホーム特集を見ていると、せっかくの注文住宅を建てたあと「なんか使いにくいなぁ」と後悔するかたが多くいらっしゃるように思います。失敗しない、後悔しない家づくりにはどんなコツがあるのでしょうか?実例を踏まえながら、ポイントをご紹介していきたいと思います。
1-1 間取りで後悔! その1:「収納が足りない」
マイホームを建てるときに、憧れのウォークインクローゼットを取り入れることにしたAさん。これまでタンスに畳んで入れていた衣類を全部ハンガーにかけて選びやすくするぞ!とウキウキでした。ウォークインクローゼットの広さは、寝室の近くが適当に空いたので特に考えていませんでした。
ところが、実際に引っ越してウォークインクローゼットに衣類を掛けたところ、思った以上に洋服の数が多く、ウォークインクローゼットに収まりきらず、タンスを買うことに…。
1-2 間取りで後悔! その2「生活しづらい」
広い玄関に憧れていたBさん。とにかく広く開放的にすることにこだわった玄関を作ったため、コート掛けの位置が靴を脱いで少し歩いた先になってしまったそうです。
実際に住み始めたところ、玄関を出た時に「寒いな」など思っても、コートを取りにいくのが面倒でそのまま出てしまい、後から後悔することが多くなりました。
また、家族もリビングにコートを着たまま入ってきて、その辺にポンっと置くことが多くなってしまったそうです。
1-3 間取りで後悔! 番外編:「雪かきが大変」
間取り、というと家の中に目が行きがちですが、家の外についても考える必要があります。
例えば雪国・山形県ならではの失敗談。Cさんは土地に対して、家と駐車場がぴったり収まるように配置を考えたそうです。
ところが冬になり大雪が降った際、車を掘り出した後の雪を捨てる場所がありません。
家の前はあまり広くない道路なので、積み上げるにも積み上げられません。
ただでさえ忙しい朝の時間帯、ちょっとでも手間を掛けたくない雪かきなのに、邪魔にならないところに運ぶという手間がかかると嘆いていました。
さて、Aさん・Bさん・Cさんのような後悔はどうしたら防げたのでしょうか?
2.後悔しない間取りの秘訣!自分をオープンにさらけ出す!
後悔しない間取りの秘訣は、マイホームの相談をしている担当者に何でもオープンにさらけ出すこと、です。
例えばウォークインクローゼットで失敗したAさんの場合、あらかじめ洋服が何着あるのか、確認をして担当者と共有することができていたら防げたはずです。
今家にあるものや置く場所をオープンにしっかりさらけ出すことで、収納に関連する不満や後悔は予防することができるのです。もちろん、家の中だけではなく、屋外にも目を向けてみましょう。車のスタッドレスタイヤや自転車など、意外に物が多くあります。
広すぎる玄関で失敗したBさんの場合は、どんな時に自分や家族が面倒くさいと感じるか、また日常で家族がどんな動きをしているのかを確認し、担当者と共有することができていたら、広い玄関でも使いやすい空間が実現していたでしょう。
生活に関する不満や後悔は、自分や家族がどんな時に快・不快を感じるのか、日常どのように動いてどこによくいるのかをオープンにすることで防ぐことができます。
雪かきの手間がかかって後悔しているCさんの場合は、土地への不安や不満についてもっとオープンにしていたら違ったかもしれません。
前面道路が狭いこと、また雪が多い地区であることなどは少し気になっていたものの、土地を購入する際にハウスメーカー側で探してくれた土地だったので、自分の不安や不満を伝えなかったとのことでした。
大雪などの自然環境に関連する不満を無くすためにも、自分の思っていることをさらけ出すことがとても重要です。
3.収納や生活・土地についてオープンに話して、こだわった間取りご紹介します
自分たちのことをオープンにする、さらけ出すことはちょっと恥ずかしいと感じるかもしれません。ですが、オープンにすることで自分たちが快適に幸せに生活できる、こだわりの間取りができた例をご紹介します。