家を建てるなら、将来子供が生まれた時のために子供部屋を、ゆくゆくは両親と同居する予定なので両親の部屋を作っておきたい、そのように家の間取りを考えていく中で、将来きっとこうなるだろうと想像しながら間取りを考えるご家族が多いのではないのでしょうか?
将来を考え、子供部屋や両親の介護用の部屋など、さまざまな未来を想像しながら間取りを考えた結果、ご予算をオーバーしてしまうお客さまがいらっしゃいます。
家の間取りを決めていくときに、確かにこれからの生活を考えることは大切ですが、将来を見据えて用意する部屋は本当に必要なのでしょうか?
子供部屋や両親の介護のための部屋など、それぞれの部屋の目的をはっきり決めてしまうと、予想していた将来のイメージと現実が違った場合に、そのために用意した部屋が使いにくい空間になってしまう場合があります。
そして部屋数が増えれば、それだけご予算も増えてしまいます。
もし最初のご予算を抑えたい場合、例えば夫婦二人で生活している間は、間仕切りを作らずに空間を広く使い、将来子供が生まれ、子供部屋が必要な年齢になる頃に間仕切りをつけて子供部屋を作る。そして子供が成長して巣立つ頃、子供部屋が必要無くなれば、また空間の使い方を変えていけるようにする。そのように、考え方を少し変えてみれば工夫次第で最初のご予算を抑えられる場合があります。
家は建ててからがスタートです。
ご家族のご予算やライフスタイルに合わせ、今のこと、そして将来のことをしっかりと考えたご提案をさせていただきます。
果たしてその空間は本当に今必要なのか?まずは今の生活を一番に考え、最初はミニマムにシンプルに、今必要な最小限の間取りから、変化に応じて空間の使い方を変えていく家づくりはいかがですか?
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