前回もご紹介した「景佇の家」。 この家のシンボルともいえるのが、大開口のあるリビング・ダイニングスペースです。
このテラスに通じる大きな窓の向こうには、思い入れのあるさくらやしゃくなげが植えられているお庭があります。
さくらを中心に花々が咲き乱れる春
すだれをかけ、蚊取り線香を焚きながら夕涼みをする夏
だんだんと虫の音が聞こえはじめ、山々の紅葉が移ろう秋
一面の白銀の世界が拡がる冬
冊子も障子も戸袋(とぶくろ)に入れフルオープンに開けられるつくりにすることで、春夏秋冬、その季節ならでは庭を通した景色を家の中に居ながら庭を通した風景の中にいるような一体感をより感じる作りにしました。
ダイニングテーブルに座って景色を楽しむことはもちろんですが、実はキッチンからもこの風景が楽しめる作りになっています。
ダイニングテーブルに座って庭の景色を楽しむご主人。
その景色を楽しむご主人のいるダイニングと庭の景色を楽しみながら料理をする奥様。
プランニングの際も、キッチンからの庭の見え方をCGで確認しながら設計していった結果、まるで庭が家族の一員のような存在の家ができあがりました。
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