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お客様の「理想」は十人十色。その想いを組み合わせて一つのかたちにまとめていくのが私達のしごとです。

寒冷地の住宅では、「暖かさ」を気にされる方が多いです。例えば「大手」メーカーでは、高い断熱性能を標準仕様として売りにしている住宅があるので、そのスペックを標準にされている方もいます。

もちろん私たちもご要望に合わせて技術的なご提案をします。ですが、それによって本当は窓を大きくしたいのに、それを断念しないといけないのでは、注文住宅を選んだ理由が半減してしまいますよね。新しい住宅に対するご希望は本当はなんなのか、お客様に寄り添ったご提案をいかにできるか、それは私たちが最も大事にしていることです。


「暖かい家にしたい」というご希望があったときに「このグレードじゃないとダメ」と決めつけるのではなく、そのバランスをとっていくことが重要。寒冷地仕様となっているものが本当にその地域に必要なスペックなのか、見極めるのも私たちの仕事です。グレードによってはその素材が使えないこともあります。私たちのご提案する住宅は、規格品ではないので、必ずこれを使わなくてはいけないという決まりがありません。間取りにお金がかかっている分、別のところでバランスをとったり、断熱材に予算をかけて、ほかを削ることだってできます。「暖かい家にしたい」というご希望ひとつにしても、選択肢は無限にあるのです。


断熱材だけでなく、暖房器具の選び方も決まりがありません。最近の事例ですと、大きな窓をご希望された住宅で、パネルヒーターを採用しました。あまり暖かいイメージがないかもしれないのですが、窓の性能も上がっていますし、ある程度、断熱されている家であれば暖かい空気が外に逃げず、パネルヒーターでも十分暖かいんですね。

「これがベストです」というのを決めるのは私たちではありません。リビングが1階なのか、2階なのか、生活の中心が個室なのかリビングなのかでも違いがあります。住まわれる方のライフスタイルによってご提案も変わります。ひとつの基準にとらわれず、お客様の「理想」を組み合わせてひとつの家にまとめていくのが注文住宅を作る私達の仕事です。




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